こまめにコツコツ

日常や感じたことなど

私のこと その4

こんにちは、こまめです。

また続きです。


私が入学する高校は、事前に次男から聞いた情報によると、
クローズに登場するようなヤンキーだらけで抗争が絶えないなど、舐められたらお前の高校生活は終わりだから気合い入れて行けよとか…。

有名な不良映画のモデルとも言われていたから、怖くないはずがない。
(ちなみに私は、進路を決める際に先生に女の子が多いところがいいと言うふざけた理由で、商業科を選択した。)

だが現実は違っていた。
確かにヤンキーはいたのだがごく僅か、男子生徒はオタクっぽい子が多く、女子生徒は大人しそうな子や香水ふりすぎのオネエちゃんだらけ、まぁそれでも普通の高校よりは酷かったが。

そして私は、決心した。
中学時代の失敗を取り返すべく、高校では真面目にしようと。

だが、2年生になる頃には、クラスメートも半分近くやめて、仲の良かった友人達だけになった事もあり、
私は、欲望を抑えきれなくなり感情を剥き出しにしていった。

クラスメートの女の子達と一緒に花火大会を観に行ったその日に、
それまでよく喋った事もない子と2人で朝帰り、帰る頃には付き合い始めているという始末…。

その子とは長く続く事もなく、また別の女の子に移っていった。
その当時の私は、付き合えれば誰でも良かったのだろう。

もちろん勉強などする気もなく、カバンや教科書すら持って行かなくなっていた。
持ち物といえば、ポケットの中にタバコと香水そして携帯電話くらいだった。

とにかく女の子にモテる事しか考えてなかった。

だがそんな私にも遊びではなく、本当に好きと言える彼女が出来た。
その子は、大人しいグループに属する子だったのだが、普段はとても気性が荒く暴れん坊、2人でいると素直な優しい子になるという
ツンデレを絵に描いたような子だった。

その子と付き合いだしてからは、友達と上手くいっていた事もあり学校に行くのが楽しかった。

高校2年生の冬に、祖母が亡くなったのだが、悲しんでいる私を励ましてくれ、いつも側にいてくれた本当に優しい子だった。

だがそんな幸せな日々を、私は全て壊してしまった…。
私はあろうことか、修学旅行中に他の女の毒牙にかかり、彼女に別れを告げたのである。

私の高校の修学旅行は、アメリカ西海岸で初めての海外に期待を膨らませ当日を迎えた。

そこに罠があるとも知らずに…。

飛行機に乗り込み、席を確認するとクラスでも特に目立った存在の女の子が近くにいた、その子の事は特に意識した事はなかったのだが、席が近い事もあり飛行機に乗っている間ずっと喋っていた。

そして私に興味があるような事をほのめかしてきた。
どうやら前から私に好意を持っていたらしくチャンスを伺っていたらしい、
そして現地に到着すると、その子の友人を使って3人がかりで説得にかかったのである。
「今の彼女と別れて付き合いなよ」

そう言われた私は、優柔不断な性格もあり断る事が出来なかった…。
私も少しその子の事を、深く知りたくなっていたってのもあるが

そして修学旅行中に彼女に別れを告げ、新しい恋に走りだしたのであった。
(ちなみに別れた彼女は、今ではなんでも話せる友人です。)

その後、新しい彼女とは何度かデートを繰り返したが、私では満足出来なかったのかすぐに別れを告げられた…。

その彼女は、今では九州最大の歓楽街中洲を根城にして、若くて肌のキレイな男の子を捕まえ養分にして生きている…。
(本人談)

高校3年になった私は、修学旅行で別れた彼女と元に戻ることも出来ずに、バイトやコンパに明け暮れる日々を送った。

そして、私の高校生活は幕を閉じていった。

この頃になると、母の病気もかなり進行していて、手や足の指が変形して手術を繰り返し歩くのも辛いぐらいで、どうにかこうにか生活していた。


今日は、この辺で終わります。
次回にタイトルを付けるならこんな感じかな?

そして父になる。   かな?